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屋上緑化の場合、建物構造から屋上に載せられる重さに制限があるため、植物の生育に必要な土壌が載せられる構造となっているか確認が必要です。また、屋上で植物を栽培しても水漏れの心配がないような防水仕様となっているかなども事前に調査しなければいけません。既存建物の屋上緑化の場合には次の5項目を確認した上で、計画・設計を進めることが大切です。
屋上緑化の場合、建築の積載荷重条件を考慮する必要があります。下の資料を参照して計画・設計してください。
樹木を選定する場合は、植栽基盤厚に適した形状寸法の樹木を選んでください。風が強い場所では、風の影響をあまり受けない背の低い植物を植えるなどの植栽計画としますと維持管理が容易となります。生垣に使用する樹木は、耐風性や耐乾燥性のあるイヌツゲやウバメガシなどの樹木が適しています。キンモクセイなどの高木は適しません。
TLCでは、耐根シートおよび耐根補助シート(ポリエチレンビニールシート・0.3mm)で植物の根が防水面・床面に進入するのを防止して防水層を保護します。
自着型耐根シート
耐根補助シート
屋上に使用する排水層の資材には、軽量で通気性のあるパーライトや、排水層と貯水性の機能を持たせた排水パネルを使用します。野菜栽培などでは土を耕すため、排水パネルを使用します。
保水・排水・通気パネル
貯排水マット
黒曜石パーライト
土壌中の水分を排出しながら、土壌の流出を防止するため、透水性にすぐれた化学繊維の不織シートを使用します。
防水フィルター
透水フィルター
TLC-6H
¥39,800税抜)/6㎡セット
屋上緑化に使用する土壌には、パーライトやピートモスなどを混入して軽量化した改良土壌、軽い土壌改良資材や火山砂利などを主成分とした人工軽量土壌があります。一般的には有機質混合の人工軽量土壌を使用します。また、養分要求量は造園樹木と草花では異なります。一般的に野菜が一番養分要求量が多く、次に草花、ハーブ、家庭果樹、花木、針葉樹の順になります。植栽する植物に適した土壌を選ぶことが管理にも影響することになります。
人工軽量土壌
園芸培養土
植栽の根腐れ防止対策として、「酸素管」 を使用します。「酸素管」 とは筒状にした溶存酸素能力を持つホワイトローム※です。植栽基盤の排水層と外気をつなぎ、植物の根に必要な酸素を供給する役目を果たします。※ホワイトローム: 黒曜石を1,000°C以上の高温で焼成発泡させた無機質、超軽量の土壌改良資材。
酸素管
マルチングとは、植物の根元に敷きわらなどを敷いて、乾燥防止や保温、雑草の繁殖防止などを行うことをいいます。屋上緑化では、土壌の飛散防止や乾燥防止のために、表層を人工発泡石や火山砂利、レンガ砕石、バークチップなどで、マルチングします。風が強い場所では飛散防止のためにやや重いマルチング材を使用します。
針葉樹皮・長繊維
火山砂利
デコレーション・バークチップ
広葉樹皮チップ
雨水排水の対策として、ルーフドレンの設置を推奨します。下記に留意して施工を行ってください。① ルーフドレンはTLCの植え込みの外になるようにし、定期的に点検ができるように計画してください。② 植え込み内にドレンを設置する場合、点検可能な桝を必ず設け、ルーフドレンの回りは耐圧透水板や パーライト詰め透水管などを敷設して空隙をつくり、速やかな排水を図ってください。
排水口点検カバー(左:タテ型/右:ヨコ型)
屋上では、吹き下ろしや吹き上げ風などもあり、強風に見舞われることがたびたびあります。必要に応じて壁や防風ネットなどによる風速の減速、支柱による風倒防止、マルチングなどによる土壌飛散防止や乾燥防止対策をしてください。一般的な屋上では支柱を支えるほどの植栽基盤厚はなく、従来型の風除け支柱が使用できません。抵抗板などを設置して根鉢を地中で固定する樹木地下支柱などの方法で支持してください。
横打ち式 根鉢ホールド型地下支柱
屋上などの人工地盤では、地下からの水分供給がないため、乾燥害の影響を受けやすく、一般的には、専用の潅水設備を設けて日常的に潅水する必要があります。
潅水装置 設置例
潅水装置
屋上やベランダにガーデンを計画する場合、積載荷重や漏水防止などの建物に対する安全対策とともに、転落防止や枯れ枝や物などの落下防止など安全への配慮を充分考慮する必要があります。下の4項目について充分注意をしてください。